9年前に転職以降、配送業務からスタートして現在は総務部人事労務課に所属。社長室も兼務していることからオールラウンドに会社全般のバックオフィスをご担当されています。経営陣と常に二人三脚で会社成長のための全般業務を遂行している浅井氏に話を聞きました。

「毎週金曜はリスクコミュニケーション（RC）を学ぶ日」と決めて挑んだ全講義
講義後は、BCP/BCMをはじめとしたRCに自信が持てるようになった。

ーー　RC技能認定第一種講座を受講したきっかけは何でしたか？

そもそも以前からBCP・BCMを行っていましたが、コロナもありBCP・BCMを強化して行こうという流れにありました。また、ファイナンスリスクへの対応やSNSでの風評対応など準備も進めていく必要がある中で、当社役員から勧められて受講にすることになりました。当社は、経営者及び役員の意識が高く、各部署のリーダーや現場担当者も熱心に新しいことにチャレンジする体質なので、RCの準備から実行までを共に作り上げていくためにリードする役割ができたらいいなと思い受講していました。

ーー　講座を受けてみてどんな感想を持たれましたか？

はい。実務で非常に役に立つと感じました。早速BCPにおいては、コロナへの対応箇所を加えて作り直しました。内容はかなりブラッシュアップできたと思います。本当は講義受講中の11月にやりたかったのですが、学んだ内容をしっかりと社内に共有してから来年以降にきちんと作り込みたいと思っています。また、実際にネット炎上が起きた時は、広報と共有して担当者を巻き込んで対応しようと思っています。社長に進言できる体勢は整っているので（現場の人間の意見にも耳を傾けてノーと言わない社長なので）来年からこの勢いを加速させたいと思っています。

ーー　印象に残った講義はありましたか？

私が担当している、BCPの授業は何度も聞きましたね。法律のところは専門ではないので難しい印象を持っていましたが、なんとかついていきました。交渉術やSNSのところは特に対応内容について共感はできるのですが、いざ自分が対応するにはどうするか？と考えたときに実際に対応を実行するのは別物だと思いました。これがリスクコミュニケーターは瞬時に判断して采配できなければならないので勉強を続けることが重要だと感じました。
私の立ち位置では、会社全体の判断に大きく関わる采配をしなければならないこともあり、今回講義を受けたことでリスクコミュニケーターとして自信が持てるようになりました。授業で出る課題では、普段なかなか考えることがない事象ばかりでしたから、有事への対応を考える良い機会となりました。

ーー　一つ一つ丁寧に受講された様子がものすごく伝わりますね。今回受講する上で苦労した点などありましたか？

課題はとても苦労しましたが、とても面白かったですね。私はこの講座に出会うまで、「リスクコミュニケーション」という名前を知らなかったですから受講前はとても緊張しました。１回目の講座の課題がとても難しいと前評判がありましたので心して「金曜はRCを学ぶ日」と決めて頑張りました。年末に近づくにつれて時間の捻出が難しくなってしまいましたが、リアルタイムで聞けない講義はアーカイブを見て勉強しました。コロナじゃなかったら直接あって聞きたかったなと思うこともありました。最終的に、毎週開催されることにだんだん慣れていきました。

ーー　実務に生かせそうな部分はありましたか？

一つひとつの講座が実務に行かせると思います。自分が得意としない分野でも見直していけば、いざというときに役立ちます。当社は商品を提供していますから、広報においても気をつけなければならないことがたくさんあります。役員、広報担当、弁護士などの専門家を含めて連携をとり、当社なりのリスクコミュニケーションを醸成していきたいです。まずはBCM、BCPをしっかりできる組織づくりをしたいです。

ーー　実務で生かしていくイメージを持っていらっしゃるのは素晴らしいですね！では最後に、これからリスクコミュニケーションに取り組もうとしている方にメッセージをお願い出来ますか？

最初は「リスクコミュニケーション」という言葉すら知らなかったけれども、全ての講座が丁寧に作られた分かりやすい内容でしたのでゼロからのスタートでも自信に繋がりました。誰にでも理解できる内容になっているので、ぜひ会社に所属されている方でRCに関係する部署やその責任者の方はこの講座を受けるべきと思います。当社目線でいうと、今回の内容だったら総務でも広報でも納得のいく内容だったと思いますので、当社の広報担当者にも受講を薦めたいと思います。関連する皆でRCを推進していきたいと思います。

ーー　ありがとうございました。

ありがとうございました。