2022年10月26日、気象庁は、長周期地震動に関する観測情報の発表を迅速化すると発表しました。
長周期地震動とは、大きな地震で生じる、ゆっくりとした大きな揺れ(周期が長い揺れ)のことをいいます。高層ビルなどでは長周期地震動により大きく長時間揺れ続けることがあります。
長周期地震動による被害の軽減のため、以下の防災気象情報の強化を行うとしています。
1.緊急地震速報の発表基準に長周期地震動階級を追加
長周期地震動による被害の可能性がある場合も緊急地震速報を発表するよう、予想される長周期地震動階級を、緊急地震速報の発表基準に新たに追加。
2.長周期地震動に関する観測情報の発表を迅速化
現在、地震発生から20~30分程度を要している長周期地震動に関する観測情報の発表を迅速化し、地震発生から10分程度で発表。