RCの基礎知識コーポレートガバナンス・コード (2021年改訂対応)
2021.06.11
2021年6月1日に、コーポレートガバナンス・コードの改訂版が施行されました。
https://www.jpx.co.jp/equities/listing/cg/index.html
コーポレートガバナンス・コードとは、上場企業がコーポレート・ガバナンスにおいて、遵守すべき事項を規定した行動規範です。コーポレート・ガバナンスは、経営者を律するための仕組みで、一般的には企業の業務執行監視を行う取締役会や、そうした取締役(会)などの活動を監視する監査役、社外取締役などといった機関のあり方を指しています。
今回の改訂は、持続的成長と中長期的な企業価値の向上の実現という基本思想に基づいて、特に2つの目的で実施されました。1つ目は、新型コロナウイルスのまん延を契機とした社会経済環境変化におけるガバナンスの諸課題に企業が対応できるようにすること。2つ目は、2022年4月から始まる東京証券取引所の新市場区分での取引にあたり、国際的に投資対象として優良な企業を集めることが期待される「プライム市場」(旧東証1部市場)で、より高度なガバナンスへの取り組みを推進することです。
【主要な変更点】
①取締役会の機能発揮
②企業の中核人材の多様性確保
③サステナビリティに関する取り組みの開示
【コーポレートガバナンス・コードの目次】
コーポレートガバナンス・コードについて
基本原則一覧
第1章 株主の権利・平等性の確保
第2章 株主以外のステークホルダーとの適切な協働
第3章 適切な情報開示と透明性の確保
第4章 取締役会等の責務
第5章 株主との対話
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